あきる野市五日市

清らかな秋川に近いとみなが陶房

冨永慎一氏
首都圏の人々に使ってもらう食器を作陶

 陽ざしの強いお昼ごろに冨永慎一氏の陶房を訪れた。Tシャツにゴム草履という、”慎一スタイル”で登場した冨永氏は生い立ちから、陶芸家としてのライフスタイル、現代社会の捉え方までザックリと明瞭に語ってくれた。

冨永氏のお父さんが作った
犬小屋ならぬ「子供小屋」を発見
1959 東京都江東区生まれ
1984 笠間にて陶芸を始める。
1986 五日市町(現あきる野市)にて築窯
     日常食器・花器を中心に作陶
1988 「西多摩の陶芸家たち」出品
     (青梅市立美術館)
1994・1996 伊勢丹松戸店にて個展
1995・1997 伊勢丹浦和店にて個展
 以後、日本橋、吉祥寺、鎌倉、八王子、
秋川、他で個展・グループ展活動
 筆者と同世代で、子供も同じ歳という共通点も相まって西多摩に対する考え方や、インターネット時代のマーケティングなど幅広い話題に及ぶ。お弟子さんがITの最前線の職業であったことも明かしてくれたが、アナログ中の職業を営んでいる人とは別人のオドロキがあった。「ベンチャーキャピタル」という言葉が飛び出して、ノドから胃が飛び出そうになる。私の代わりに「ドットコム」やって欲しい人材だ。
 冨永氏は都会の30代前半の方が楽しんで使える食器を制作しているーという。
 自分の言葉をもっているヒトはスゴイ!

都会の若い層の人々が好む陶器を作っている
という言葉どおり、シンプルで身近な作品だ。

富永氏のコンセプトはHPで紹介されている。
色んなコンセプトが生きられる街が好き・・
 
 都会と田舎暮らしの両方を経験している富永氏は多様化した社会にいられる自由人、自然人だ。色んなタイプの人が好きになる街がイイ街ーという。
 デジタルを使ってアナログ情報を流している筆者に、眼からウロコのひと時であった。

富永氏の仕事場

落ち着きある作風は、
冨永氏の人柄を感じる。

少年時代からなじみだった秋川。
ぶらっとした自然が好きな冨永氏だ。
  〜メモ〜
    毎年5月、11月にうつわ展を工房
    で開催。楽しいサービスが
    盛り沢山あります。

地元では、寿庵忠左衛門や佐五兵衛
などの料理店で冨永氏の陶器は
美味しい料理に彩られる。

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