製麺150年の伝統を誇る老舗
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五日市ではかつて「炭の市」が立った。寿美屋の向かいが札場で、物々交換の市は馬と人がにぎわっていたという。
  
街道沿いにある落ち着いた店舗
  隣接して、寿庵忠左衛門(レポート)がある。

あきる野市五日市の名店寿美屋(すみや)


 五日市は、文化的に古い町である。数多くの炭問屋が並ぶ中で、現寿美屋(すみや)もそのひとつであった。手延そうめんは、この町のいたるところでつくられていたが、今残っているのは寿美屋だけだ。江戸時代よりつづく炭問屋兼製麺業のお店として、名店として存続している寿美屋の意義は高い。岸社長と女将にその名店経営のスピリットを尋ねてみた。


製麺にかかわる想いと情熱

 すみやの名の通り、元は炭問屋と兼業であった歴史がある。元々は手延そうめんが盛んな地域で、寿美屋は昭和に入って機械化をはじめて導入した店だ。今日は、多くの人々においしい麺を食べてもらうため幅広い販路拡大と学校給食への供給も果たしている。人々に支持されるひみつは、何といってもリピーターの多さであろう。
 贈答品や、観光のお土産として購入された麺のおいしさに感動して、電話などで注文をとってくれるお客様が多いという。18年前から使用している高橋敏彦氏デザインの包装紙も大好評で、この包み紙が欲しいという「注文」が殺到した時期もあった。
 しかし、口コミやマスコミによる評判の秘密は、何といってもオーナー夫妻の製麺に対する情熱であることは間違いない。

定番の他、季節ごとに味わえる各種麺類


お土産やご贈答にふさわしい品が並ぶ。生麺もある。

隣接の工場。製造直販が新鮮だ。


移築した大正時代の母屋。味わいある建物だ。
お客様を信用する店  温かいおもてなし

 地元の名品、名物として、贈答される方からのリピートは寿美屋の強みだ。しかし、お店で宅配サービスをしていること、小口のお客にも丁寧に包装していることーなど、キメ細かいサービスの原点を日常化されていることは特筆できる。季節ごとに変わる麺の味わいをお知らせするなどのサービスは、ファンにとってはうれしい限りだ。2人前で350円という値段は、どなたでも手が届く商品。しかし、地元五日市の歴史ある味わいと、オーナーの気概がこめられた温かさを味わい、さらにお客様をまず信用するーという人間的な姿勢にオーナー夫妻のお人柄を感じる。


全国への宅配 
  

 最近は、通販のお客様が多くなっている。着払いや代引きもあるが、後振込もできる。。宅配の発達が家庭に楽しみを増やしている。
 あきる野の美しい自然の味わいと伝統を居ながらにして楽しめる時代だ。

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